この一年を振り返る(仕事大好き人間から駐在妻へ)
突然ですが、わたしは7月生まれです。
この機会に一年を振り返ってみます。
さてこの一年はわたしの人生の中では激動の一年でした。
去年の誕生日、心に念じたことがあります。
今この瞬間が、今後の自分の人生の中でもっとも若いのだ
ということ
もう若くないし…
一般的に、30代も半ばに突入するとふとそう思うことも出てくると思うのですが、わたしは思います
いやいや、今が一番若いし!
今しないと、今後できんかもしれんし!
これこそが真理!
(当たり前のことだけど、実社会にあんまり浸透してない真理だと思う)
もう若くないし…(できると思うけど、年齢が気になる)
ってのは、もったいない!
いつか本当にできなくなるときがくる。
なんなら、いつか人生は終わりの時を迎える。
生まれたら、みんないつかは死ぬんです。
生きていて、健康で、興味関心があって、できることがあるのならば、やらない選択肢はない
着たい服も、いつかは本当に似合わなくなって着れなくなる。
三十路の妊娠・出産を機に無理やり似合わないカジュアル路線(子育て的にも、年齢的にもカジュアルな服装が最適ではないか!?と思い込んでた)に変更して血迷っていた時期がありましたが、ようやく去年頃から、似合わなくない(違和感がない)うちは着てよし!と思えるようになりました。
逆に似合わない背伸びしすぎのコンサバワンピースを買ったりしてたな。。
好きな服が似合ううちはそれがベストだ!と今は思えます。
たとえば服装についてはこんな感じですが、そんなことをあらゆるジャンルで考える。
残りの人生(バリバリでやれる期間)が短くなってきたからこそ、よりそう思う!!
…そんな昨年、ちょうどわたしに大きな転機が訪れました。
人生でも指折りの大きな決断でした。
仕事が生きがいの人間でしたが、退職して、夫の海外赴任に帯同することにしたのです。
生まれも育ちも大学も職場も福岡だったので、初の県外がまさかのクラクフ(ポーランド)でびっくり。
周りの反応は、驚き!予想外!という感じでした。
え、めんたい子(わたしの名前)仕事大好きやん!!辞めると思わんやった!!と。
わたしの会社の人からも、夫の会社の人たちからも言われました。
たしかに!
心の底から仕事が大好きで、できれば辞めたくなかった!!
けれど、家族が数年離れるという選択肢はどうしてもわたしの中にありませんでした。
そして正直に申し上げると、心の底の底では、読めない人生の選択肢がやってきたことにエキサイティングしていました。
え、これからわたしたちどーなるの!?
ウケる!!!!
という感じでした。笑
誰にも言わなかったけど、色々時効かなと思うのでここに初めて書きます。
一部のわたしをよく知る方にはきっとバレていただろうな。。
前職はなかなかにバリバリな職場でフルタイム勤務正社員で働いていました。
やりがいがあり、職場にもお客さんにも本当に恵まれていたので、その場所を離れることはとてもとてももったいないことでした。
また、ちょうど中堅ちょい上?くらいのメンバーが少なく、上司や同僚のことを想うと、わたしが辞めることで迷惑をかけることが大変申し訳なく、大好きな皆さんを裏切ってしまう罪悪感でいっぱいでした。
退職を決めてからも、職場では普通にしていました(努めて明るく振舞ってたつもりなので、もしかしたらある意味KYに見えたかも)が、毎日寝る前泣いていました。
毎日複雑な気持ちが絡み合って、精神的にとても苦しかったです。
(苦しかったのは自分の中の感情がぐるぐるしていたためです。職場の人たちから退職の件で嫌がらせや嫌味などは一切ありませんでした。退職の相談をして、引き止めてはくださったけれど、決めたことだ、これがわたしの価値観であると断言すると、前向きに応援してくれました。なんて良い職場なんだ!!)
基本、決めたら決めたのだから!とその方向に突き進むタイプなのですが、今回初めて、決めても簡単に割り切れない選択をしました。
これは、人としてすごく勉強になりました。
いつも0か100か、白か黒か!なタイプなのですが、そうは言っても割り切れないってこうゆうことか!と目からウロコでした。
なお、今回の選択を悔やんだことは一度もありません。
一度きりの人生、このくらいの変化、願ったり!だと今は思います。
(実際辞めるときは仕事にも職場にもお客さんにも未練タラタラでつらくてつらくてたまりませんでしたが)
ということで決断して今年の春からクラクフに住んでいます。
結束がより強固になりつつある夫、日本の保育園より楽しいとインターナショナルスクールに通う息子、ここで出会った素晴らしい人々への尊敬と感謝、自分が英語が全くできないことへのやるせなさ…
まだまだ始まったばかりですが、人生に遅いなんてことはないと痛感します。
変化を拒絶したり否定したりするための言い訳、例えば、もっと早く勉強してれば〜とか、学生の頃留学してれば〜とか、タラレバには何の意味もなく、
今このタイミングでわたしたちがここにいることにこそ、意味があると思うのです。
そしてこれからです、これから。
今楽しく暮らしてますが、まぁちょいちょい色々あります。
おととい、国の手続き遅延系から派生して、人生5番めくらいににショックなことがありました。心とお財布に大きな傷を負いましたが、その中でも一部奇跡的に良い決着(不幸中の幸い)がありました。
ちょこちょこいろいろあっても、結果オーライなことばかりで本当にラッキーだなと思います。
(今のところ)
これからの人生も、今が一番幸せだと思う!といつも思えるように、日々の瞬間を大切に生きていきたいと思います。
20代が終わるとき、人生の楽しい期間は終わった…と結構本気でプチ絶望していました。笑
でも、そんなことない。
30代に突入して妊娠出産を経て、仕事辞める前に欲しいものほとんど買って海外に引っ越して、今心から最高に楽しいです。
20代の方々は、安心して30代においでませ!
仕事を辞めるときは、これから平凡ないち駐在妻になり、所得税も納めず、社会貢献を実感する機会も少なく、自分なんか…って…思うんじゃないか…とちらりと思いましたが、正直そんなことは全然ありませんでした。笑
毎日が楽しすぎる。
散歩してるだけで、トラムに乗ってるだけで、日々の買い物だけで新鮮で楽しい!
旅行計画なんて心踊りまくる。ヨーロッパ全部近い!安い!日本よりお休みが多い!
今日ダラダラしてたなーということはあっても、贅沢な1日、最高!と思います。
(優しい夫がたまに、目で訴えることがありますが。ごめんね。)
ネガティブになったことあったかなーと回想していて思い出しました。
日本での出来事ですが、仕事を辞めて落ち込んだことが二回ほどあります。せっかくなので綴っておきます。
仕事辞めた翌々日、クロワッサンを買うときに、わたしはお金を稼いでいないのにクロワッサンを買いたいと思っている…とパン屋でひとり涙ぐみました。(完全にやばい人)
その翌週にバリバリ働いてるサラリーマン的な人たちと天神地下街ですれ違ったときに、あの人たちはたくさん予定があって、やるべきことがあって、必要とされていて、いいなぁ…と思い、落ち込んで下を向きました。
しかしすぐに浮上しました。
クロワッサンは働いてなくてもばりばりおいしいし、結構ギリギリまで働いていたので、働いてない期間でやるべきこと(引っ越し準備、これからなかなか会えなくなる家族や友人に出来るだけ会う)が山のようにあり、日々に追われていたら、気づいたらポーランドに引っ越していて、それからは前述の通りです。
ポーランドに来てからはじめの1週間は、日本人の評判を落とすわけにいかないという謎の緊張(本気)をしていましたが、2週間めからいつも通りのスタンス(わたしはわたし)になり、1ヶ月でアプリを使ってトラムにラクラク乗れるようになることで、こちらでの生活にほぼ慣れました。
アジア人がほぼ皆無なことで心細いような気がしていたのは、はじめの1週間だけでした。
人間は、順応する生き物です。
話を戻して
現状、ヘボショボのいち駐在妻だということは事実で、たまに、あぁわたし今何も生み出してないな、社会の役に立ててないなぁとふと思うこともあります。
でもきっと仕事だけが人生の価値ではなく(当たり前だけどなかなか気付けない人もいると思う)、そこそこおばさんだけど今は充電期間であり、精神的にも能力的にも英語力もまだまだパワーアップできるということで、つまり伸び代たくさん!と解釈しているので(笑)
来年もきっとここで一年を振り返るとして、どんな振り返りになるのか、来年の自分が読めないことが本当に楽しいです!笑!!
お誕生日おめでとう、わたし!!
今年の一番は自分だったかー!笑
色々脱線しまくりのこのうような長文乱文を最後までお読みいただいた方、ありがとうございました。
余談ですが
歳をとる前最後に食べたものは、ドルトムントで買ったチョコレートでした!
ミルクチョコレートという、もっともベーシックな一粒をいただきました。
とってもおいしい!!!!
インスタに投稿したら、お店がわたしについて投稿してくれて光栄でした。
SNSの時代を感じます!
公開アカウントやっててよかった。
なぜか、◯歳最後に食べたもの、◯歳最初に食べたものを、意識してしまいます。
年越しの時も。2019年最初に食べるものとか気にする。(ゲンを担ぐとかではなく)
あと、聴く曲も!笑
今回3×歳で最後に聴いた曲は、三浦大知さんのunlockでした。(息子が大好きで踊りたがる)