居住許可に時間がかかり、シェンゲン協定に引っかかり、楽しみにしていた地中海クルーズに急遽行けなくなった話
同じような悲しい想いをする人が少しでも減ることを祈って記録します。
さて、私は今週末から地中海クルーズに行く予定でした。
とてもとてもとても楽しみにしていました
旅行好きの私にとって、今年一番の旅行(楽しみ的にも費用的にも)でした。
しかし、急遽行けなくなりました。
理由は、ポーランドの居住許可(residence permission・レジデンス パーミッション)申請が降りておらず、シェンゲン協定なるものに抵触するため、居住許可が降りるまではシェンゲン加盟国には立ち入れない、もしも入国した場合はシェンゲン協定違反、不法滞在扱い(犯罪)になるためです。
さて、居住許可について、2ヶ月くらいで降りるもの、という認識がありました。(窓口でそう言われたような気がしていましたが、英語が得意ではないので、早ければということだったのかもしれません)
また、もしも協定許可が降りなくても1ヶ月ごとに延長できるので、強制帰国することはない、と言われていました。
この延長とは、あくまでポーランド国内に限ったことである、というところまでハッキリと理解できていなかったのです。
シェンゲン協定については、居住許可を申請する頃から知ってましたが、上記のあやふやな認識により、夏のヨーロッパ旅行は可能、と自己判断しておりました。
今思えば、クルーズを予約する前に、居住許可が降りなかった場合の延長手続きについてしっかり調べていればこのような悲劇は起こらなかったのです。
私からポーランドおよびヨーロッパで居住許可を申請している、これから申請する皆さんにアドバイスです。
シェンゲン加盟国に入国した日から90日以内であれば、問題ありません。
シェンゲン加盟国に入国後90日以内に帰ってこれるように旅行を企画し、あとは許可が降りてから旅行を手配することをオススメします。
シェンゲン内は厳密なパスポートチェックは通常ありませんが、何かのタイミングでチェックされ、明らかになれば、違法滞在者であり、犯罪者です。
現地の法で裁かれることになりますので、罰金や最悪牢屋に入る可能性だってあります。
今回とても悲しい想いをしたのでこの情報を共有します。
なお、シェンゲン加盟国ではなく日本人が旅行に行きたいなーと思う国は、クロアチアとブルガリアでしょうか。もしくは、自分がいる国内であれば問題ありません。
なお、オーストリアとポーランドは日本と二国間協定を結んでいるようで、シェンゲン協定の限りではないようですが、他人に聞いた話で私自身きちんと理解できておりません。
この夏、ポーランド国内のリゾート地に行こうと計画するも直前すぎて希望のホテルをとれず、クロアチアも高額のため(今回のキャンセルは金銭的にも打撃でした・・・)、どうしようかと悩んでいるところです。
予定通りであればあと数日で海の上、と思うと、悲しくて悲しくてたまりません。
しかし、己の確認不足が引き起こしたことなので、絶対に繰り返さないように、そして、どなたにもこのような想いをしてほしくないと強く思っています。
以上、ヨーロッパに住むにあたっての注意点として目を通していただければ幸いです。
特に、旅行好きの方のお役に立てますように。
※シェンゲン協定やシェンゲン加盟国については、私は専門家ではなく素人ですので、詳しくは必ずご自身で調べてください。内容について一切の責任を負いかねます。なお、2019年7月にこの記事を書いており、現時点で私個人が調べた内容です。
※本件で私はポーランドの居住許可が降りなかったことについて憤ってはいません。周囲に話を聞いてみると、申請して半年近くしてやっと許可が降りる、ということもあるのだとか。。日本のパスポートだけでなく、EU以外のパスポートはいずれも申請受理までに長い時間を要するようです。海外は言葉の壁もありますし、日本のもの以上に決まりごとに明るくないため、楽観視せず、少しでも不安のあることは確実に情報をクリアにしていかなければなりません。とても勉強になった、と前向きに捉えています。(それにしても勉強代が高かった・・・とも思っています)
今回、9月頭までには申請を許可するとのレターが届いているそうなので、それを信じて秋にクルーズを予定しています。